瞑想(マインドフルネス)がスポーツパフォーマンスに影響を与えるのか!?

 

そもそもマインドフルネスとは何なのか?

 

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マインドフルネスとは1000年以上も前にアジアで生まれそこから現代に至るまで行われ

ている瞑想のテクニックみたいなものです。

 

マインドフルネスとは自分自身の意識に集し、自分が置かれている環境にうまく対処

るために使われている瞑想のテクニックです。

 

 

それではいまいちよくわからないので、簡単に

説明すると瞑想をしながら自分自身を客観視

ることで自分は今何を感じているか、どういう

状況に置かれているかを冷静に分析し、感情の

コントロール不安解消、スポーツのようなプ

レッシャーのかかるシーンでうまく自分が持っ

ている本来の力を発揮できるようになると言わ

れている。

 

 

以前までのメンタルトレーニングと言えばネガティブな感情を強制的に押さえつけ自分

を無理やりポジティブ思考に持って行こうというごり押しな感じがスポーツをする上で

重要だと考えてるアスリートが多かったようです。

 

 

じゃそんなわけで、今日のトピックは本当にこんなスピリチュアルみたいなものがスポ

ーツのパフォーマンスに影響与えるのかというお話です。今回はニューヨーク大学の論文

(TheEffectofMindfulnessandMeditationinSportsPerformanc)を参考にみていきいと思います。




メンタル向上

 

この研究は10人のバスケットボール選手を対象に行われたもので5人は瞑想を行い残り5人は何もしないと言うものです。

 

彼らは電話やSkypeを通して他の参加者と簡単な会話を行ってもらうようにしました。

 

すると彼らの会話内容がなぜ瞑想を行うかとなぜ行わないかについての理由を語り合う

ようになってきました。

 

瞑想しているグループの中で最も多かった理由は、瞑想を行うことで自分自身について

の理解が深まったという。

 

選手たちは、自分自身の意識や思考を制限することなく自由に働かせ、それを客観視す

ることで、本当の自分自身を知ることができたり、ま今までとは違ったものの見方

できるようになったいう。

 

それだけではなくストレスの軽減不安、試合に対するプレッシャー恐怖などを感じ

る機会が減ったと主張する選手もいた。



パフォーマンス向上

 この研究は6人の大学スイマーを対象に行われ

た実験で彼ら6人は8週間の間週4回10分から30

分ほどのマインドフルネスのトレーニング(ボディースキャニング)を行ってもらえました

 

それを0点から10点までの採点表にどれだけ効

果を実感したかを記入してもらいました。

 

そのうちの4人はこの期間中に約1.5%ものレー

スタイムの向上が見られた。しかし彼ら

はあまりメンタルの向上は実感せずタイムが良

くなったのはマインドフルネスからでは

なく他のトレーニングなどのおかげでタイムが

向上したと考えているものもいた。

 

それと同時にマインドフルネスはスポーツのパ

フォーマンスにポジティブな影響与える

ことが明らかになったが、体感ではマインドフ

ルネスの効果を実感する事はなかなか難

しいと言うことがわかった。

 

パフォーマンスが向上したときにそれはマイン

ドフルネスのおかげだったのかそれとも

ただコンディションが良かっただけなのかの結

論はまだ不透明である。



ゾーンに入る!!

スポーツを経験したことのある人なら一度は聞

いたこともあるだろうゾーンと言う言

葉、マラソンなのではRUNNERS-Hiと言う言葉

が使われる。 ちなみに僕はこの論文を読むまで黒子のバスケの世界だけと僕は思っていました笑

 

マインドフルネスのもう一つの利点はアスリー

トがゾーンに入りやすくなるかもよって

話です。

 

アスリートはゾーンに入ると全てが可視化し、

心と体が一体化しネガティブな考や恐

怖が完全に頭の中から消え体がオートパイロッ

のように感じるみたいです

 

その後はあまり試合のことを鮮明に覚えてない

ことが多いみたいです。マインドフルネ

スはアスリートをこの状態に入りやすくしてく

れ、特にマラソンサイクリングなどの

耐久力が必要とされるスポーツなどでは

ォーマンスが向上が期待されている。

 

 

まとめ

マインドフルネスはスポーツパフォーマンスに

ポジティブな影響与えることがわかった

 例えば悲観的な思想を軽減したり、レースタイ

ムの向上だったり感情をコントロール

る能力があがったりなどさまざたなポジティブ

なことがわかった

 

ただこのマインドフルネスの研究の歴史はまだ

20年と浅くまだまだこれからもっといろ

んな角度からの研究が必要になっていくだろう。