アメリカの大学スポーツってどんな感じ!? part2 (シーズン制と学生アスリートの生活)

 

1シーズン制

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日本では一般的に一つの競技に絞り年中通して行うのに対し、アメリカでは季節ごとにスポーツが変更する。

 

春は野球やソフトボール、夏はアメリカンフットボールやサッカー、秋から冬の間はバスケットボールやバレーボールの室内スポーツへと移り変わる。

 

日本のように1年中一つの競技に打ち込めないため、技術力の向上に影響を与えるのではないかという懸念はあるが、こういったマルチスポーツを行っているアメリカ人たちがオリンピックや国際大会で活躍する姿を見ると、練習量の多さと競技結果には相関性あまりないのかもしれない。

 

1年を通していろんなスポーツをすることでバランスの取れた身体能力を養えるだけでなく、それぞれのスポーツによって違う体の部位を使うことで怪我の防止へもつながる。

 

このようなシステムのおかげで、アメリカではマルチスポーツでプロ選手になることはめずらしいことではない。

 

有名どころではMLB初のアフリカ系アメリカ人ジャッキー・ロビンソンは、11年間NFLMLBの掛け持ちでプレーし、その両方で新人賞を受賞し、スーパーボールとワールドシリーズに出場した唯一の選手である。

 

少子高齢化によって、日本の人口同時にスポーツの競技人口も減っていくことを考えると、こおいったシーズン制を導入することにより一つの競技に人材が偏ることを避けられるだけでなく、その人に本当にあった競技に出会えるいい機会にもなる。

 

 

2学生アスリートの日々

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パチュー大学のゲレン・ロビンソンはアメフト、レスリング、陸上の投擲競技(砲丸投げハンマー投げ)を行うかなりマルチな学生で、彼が行ってるパチュー大学はスポーツだけでなく学業のレベルもすごい高い大学である。

 

彼の1日はこんな感じ

朝7時

アメフトの朝トレーニングに参加し、そこから午前の授業を受ける

 

昼食後すぐ陸上の練習に参加し

 

午後3時

レスリングの練習、その後学生アスリートの学習プログラム(この時間はアカデミックの先生が生徒の勉強の助けをしてあげている)に参加

 

午後10:30

予習や復習を終え彼の1日が終了する。

 

これを見ただけでもすごい大変なのが伝わってくる。

 

このスケジュールを可能にするのが、NCAAによって定められた徹底的な練習時間の制限である。

 

シーズン中は週最大20時間、1日最大4時間と定められ、週1の完全オフを設けなければならない。

 

オフシーズン中は週最大8時間、1日最大2時間で、週2のの完全オフを設けなければならない。

 

大学によって異なるが、週に数回コーチと面談する機会が設けられ学業がおろそかになっていないかチェックされる。

 

このように学生アスリートだけでなく周りのしっかりとしたサポートが充実しているのはやっぱりアメリカはすごいなと感じさせられる。

 

 

次回はプロ選手になる厳しさをNCAAのデータを使いながらシェアして行こうと思うのと、プロ選手になってから引退しその後のセカンドキャリアについても触れていこーと思いまーす。

 

まだまだ知識は薄いですがいろんなことをシェアしていけたらいいなと思ってます!